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やさしい言葉

毎週火・金曜日、けやき・おうぎ組さんは隣の特別養護老人ホーム扇の森に行き、デイサービスのお年寄りと「ふれあい体操」と題して一緒にラジオ体操や手遊びをしています。子どもたちもお年寄りに大分慣れ、いつものお年寄りに駆け寄る姿が見られます。お年寄りも子どもたちを楽しみにしており、火・金にご利用者される方が多いそうです。

今日、デイサービスのご利用者様がお話をしてくれました。

先日行われた運動会で、お年寄りと園児でおたまリレーを行いましたが、その時のお話でした。

園児⇒お年寄り⇒園児⇒お年寄りと交互におたまにボールを入れてリレーをする競技を行いましたが、

「ヨーイドン」が始まる前に、園児がこのご利用者様(お年寄り)に「おばあちゃん、球を落としてもすぐ拾うから大丈夫だからね、安心してね。」と声を掛けたそうです。

「涙が出るほど嬉しかった。こんなにやさしい言葉をもらったのは初めてだ」と、目に涙をいっぱいにしてお話をしてくださいました。

また、別のご利用者様からも、

「1番になるようにがんばろうね!ボクがおじいちゃんの分までがんばるからね。」とこどもが手をぎゅっと握ってくれたことが本当に嬉しかったんだよ、と教えてくれました。

こどもたちの一瞬一瞬のしぐさや言葉掛けが、どれほど沢山の人の生きる喜びになっていることでしょう。そして、お年寄りからは無限の温かい心を毎日頂いています。決して絶えることのない微笑みで常に園をやさしく見守ってくれています。異世代交流の恩恵が少しずつ形になって見えてきており、大きな希望を感じます。

おうぎの森保育園の園児達のやさしい思いやりのある心は、必ず未来の日本を輝かしく照らしてくれると信じています。

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